「イクイク病」とは

あ行

意味

読み方:いくいくびょう

慢性的な性的興奮や生殖器への刺激により、持続したオーガズムを経験する症候群。

解説

正式名称を「持続性性喚起症候群」という。

この症状は性的行為や性的興奮がないときにも継続して現れ、頻繁にオーガズムを引き起こす。オーガズムにより症状が和らぐこともあるが、一時的なものであって改善にはいたらない。

一般的に女性による症例が多いが男性にも起こり得る。症状としては、膣や陰部、肛門周辺への軽度な振動や軽い接触や摩擦などの刺激によって、オーガズムが引き起こされることがある。

大変珍しい症状のため罹患者が少なく、未だに原因は明らかになっていないが、以下の要因が関与している可能性が考えられる。

  • 神経障害
  • 薬物の副作用
  • ホルモンの変化
  • 精神的な問題(うつ病、不安、ストレスなど)

簡単にオーガズムの快感を得ることができて羨ましいという声もあるが、性欲に関係なく常に性的絶頂を感じている状態というのは、仕事や通常の日常生活を送ることが困難となる。そのため、患者は強い苦痛や不快感に悩まされることとなり、中には自殺してしまう者までいる。

オーガズムというのは刹那的に感じるからこそ尊いのである。

類語

英語表記

  • persistent sexual arousal syndrome(略:PSAS)
  • persistent genital arousal disorder(略:PGAD)

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